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2009年07月04日

男はいつしか父に似る

なんか妙にうるせぇなぁと思ったら、選挙なんですなぁ。まさか「うるせぇ。出て行きやがれ」と本音をいうわけにもいきませんので、「頑張って都を良くして下さい」なんておべんちゃら言うしかないんですけどね。まぁ梅雨空の中政治家さんも大変なこってす。次は国政選挙ですか。皆さんちゃんと投票しましょうね。もっともドコの誰に投票すりゃいいか分かりゃしませんが。


色々理由がありまして、ほっつき歩く町は入谷・下谷のあたりとか、あと両国とか門前仲町から木場あたりだったりします。言問通りとか昭和通りに出ることが多いわけですな。このあたりは「昔の東京」がまだ残っている気がします。大通り沿いは何処も変わりはしませんけどね、ちょいと路地に入ると空気が残ってるんですよ。美味いめし屋もある。

概ね東京は都会だと思われているようですが、実は一概には言えないところがあるんですよ。江戸川端の一部より多摩の方が「都市」だったりしますし、地方に比べても明らかに田舎って場所も其処彼処にあったりします。幽霊屋敷みたいなのもあるし。まぁ「広い」のは確かでしょうな。地の者にも謎が多く、懐が深いところです。

散策スタイルはGパンです。夜出の時はスーツを着ますが昼間はジーンズ。しかし最近夏場は和服にする機会が増えました。涼しいですからね。大島といきたいがガラじゃないんで地味な藍染です。ゆかたに雪駄が楽なんですが花火でもないし、こいつじゃ流石に遠出はできませんからね。


父は着流しで出歩く事が多かった、そんな記憶があります。
妙な男で、何故だか神田明神が大好きでしてね。母が、「お父さん知らない?、また明神さんかねぇ。あんたちょっと呼んできてっ」って感じで言うんですよ。「うん」って返事してチャリでぶっ飛んで探しに行きましたら、すぐに見つかるんです、着物だから。ところが帰り道にふと消えちまうことがありました。神保町に行っちゃうんですよ。ガキほったらかして古書店に寄る。困った親父です。神田明神好きといい、もしかしたら「将門オタク」だったのか知れませんなぁ。


無口な男でしたなぁ、それにしても。
どんな声してたんだか思い出せやしない。
「父親ってのはなんてそっけない生き物なんだろう」
そんな想いしかなかったですね。


いつの間にかおいらも歳をとり、気がつけば和服姿になっていたりする。その姿で街を散策すればおのずとショーウィンドウに己の姿が映る。映る自分を見て「誰かに似ているなぁ」と漠然と思う。






父が好んだ店はいまだ健在の様子です。
浅草【駒形どぜう】

母と祖母は鰻のそれが好きですが、今年は父のために良い牛蒡でも探してきて、「どじょう」で八幡巻きを作って墓前に出向きましょうかね。




posted by 魚山人 at 06:05 | Comment(2) | TrackBack(0) | 真直ぐな斜線 | 魚山