美食の神 北大路魯山人作
器が日本料理の粋である事を、深く理解してた人が、かの北大路魯山人だったと思います。
本物の芸術家ですね。
まるで絵画のような美しい料理は、食べる人、作る人に、
「日本料理は芸術だ」
そういう意識を芽生えさせてきました。
日本料理はまさに芸術です。
と、言いたいとこですが、料理人が芸術家ぶっちゃいけませんや。
残るものを創るのが芸術家
消費されてしまうもんを作るのは職人。
職人ですらなくなったのが大量販売のめし屋
ちょいと言い過ぎですかね。
そんな話は偉い方にまかせるとして、
おいらが殊に和食を感じる器が、椀です。
煮物椀や吸物椀、小吸物椀、箸洗い、
美しい蒔絵や沈金で加飾されたお椀は、見ていて飽きる事がありません。
塗りにかぎりますが、残念ながらこれだけは安い品に良い物はありえませんね。それなりの素材で塗りの確かな上物を選ぶしかないです。
この下の輪島なんか、もう美術品としか言いようがない。
おいら達には縁の無い品かもしれません

料理屋では、商売ですから使いまわしを考えて四季を亘る、つまりオールシーズンの加飾紋様を選んで使いますが、この紋様には季節の意味合いがありまして、芒に月は秋とか、水車は夏とか、銀杏鶴や蓬莱、千羽鶴、独楽、松菱なんかは正月に使います。
出来れば、器は折々に適したものを使用したいですね。
画像 輪島塗りの稲忠 山田平安堂