この時期から正月にかけけて、
板前はうんざりするくらい栗とご対面しなきゃいけません。
栗料理は数えきれませんし、使う量も多くなります。
天日に干したりと、色々あるんですが、
板場ではたいがいこんな薄刃の剥き物包丁や
栗剥き包丁などで、いきなり鬼皮、渋皮まとめて一気に剥きます。
大きさにもよりますが、平らな面を一面、丸い面を三面の、四方剥きにします(八方)。
そのやり方じゃねえと追いつかないってのもありますね。
でも例えばオススメの栗の食べ方なんですが、次のように手間ひまをかける場合もありますよ。
鬼皮のまま天日で一日干す
天ぷら等の廃油と米糠で干しあがったクリを煎る
さめたら鬼皮を剥く
渋皮は焼き網で焼きながら一つずつ剥く
面倒な仕事ですが、こうして塩焼きにすると、旨味と風味は抜群ですわ。
渋皮を剥いたクリは、甘煮にしてから使います。
ここで大切なのが『蜜切り』でして
湯通しして蜜を切ってから焼くなりなんなりしましょう。
特に焼きの場合は、蜜切りをちゃんとしとかねえとコゲますよ。
家庭でこんな手間をかけるにゃおよびません、使う前日から水に漬けておくと簡単に剥けますし、よく作るおこわや、くり飯なんか、炊飯器やオーブンレンジで手軽に出来ます。
秋の味覚を味わって下さい。


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