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2007年10月28日

サーモンの手ザク

寿司ネタの切り方や刺身の話からの続きで、今回はサーモンの手ザクの切り方です。
鮭という魚は生で食べるには色々問題があります。寄生虫の事だけではなく、身質の軟弱さとか。ですから刺身に、あるいは握りにするときは、塩と酢で締めて使う方法をとる店が多いです。
締めるといっても、サイズの違いもありますから、シメサバの様な食感にはならず、ほとんど生魚の味覚を保つことができます。

サケ(鮭)とマス(鱒)

シメサバとコハダ
 
手ザクのサーモンを切りつけます。
中心の綻びは小骨を抜いた跡で、サーモンは小骨が長く大きいので抜くのはかなり大変ですが、必ず抜かなければいけません。






皮つきで切ってますけども、皮目の色、脂、食感を損なわない様に、お客に出す直前まで、皮はつけたままにしておくのが一般のタチ店(回転やレストラン形式以外のカウンターメインの寿司屋)では普通です。サク全部を切ってしまうときは、先に皮を引いてから切った方が良いです。

川魚特有の寄生虫の問題と、肉質の脆弱さの問題を回避して生刺身味わう為の他の方法が完全凍結で、中心まで凍った状態で24時間以上おきます。通常は漁船内や漁港、業者の凍結設備で凍らせてますから問題ありません。このサイズの魚を家庭の冷凍庫で中心まで凍結させるのは無理ですからね。(マイナス50度が必要)

締めないで刺身にするには、完全に解凍しない方がよいです。要するに半解凍状態、これが北海道でいうルイベですね。半凍りの刺身は独特の味覚で口当たりも良いですし、それが嫌なら少し時間をおけば生状態になる。刺身を引く時に非常に扱いやすくもなります。

これは11月頃から最盛を迎える『鮭児(ケイジ)』を切ってるところです。これは締めてありません。ルイベ状態が少し解けたくらいの感じです。

ケイジ
 

長ザクの切りつけ方ですが、
マグロやカジキのサクは、寿司ネタ用、刺身用がありまして、刺身用のサクは「高さ」を倍くらいにし、これは出来るだけ隅々の角をきっちりつけた長方形にします。しかし刺身用のサクから寿司ネタを切り出す事も、現場ではよくある話です。

平作り用、あるいは寿司ネタ用の低い長ザクからネタを引く場合、包丁を斜めにして切るんですが、最初の一切れが問題になります。よく見かけるのは始めの一切れを三角状に切り落とし、二切れめからネタにしていくやり方。多くの板前がこの切り方をしますが、これでは一切れめがロスになります。いわゆる「手クズ・切りクズ」になります。大トロなどは一切れがかなりの値段しますから馬鹿になりません。包丁をうまくきかせれば、長方形の角とはいえ最初の一切れからネタになります。下の画像の様な切りつけ方をすると無駄が出ません。
 
 



最後の一切れも大きく残すことでネタとして使えますから、サク全部を無駄なく使えます。


無駄を出さない切りつけの要領はこちらの記事で

サーモンの切りつけ 長ザクへ>>



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2007年08月03日

新子

シンコはおいらにとって夏のとどめみたいな魚です。
盛りは6月と7月。
過ぎましたが、まだいけます。

コノシロの幼魚で4cm、5cmくらいの小さいのをシンコと言います。
7cm、10cmぐらいはコハダ、13cm前後はナカズミ、15cm以上が成魚でコノシロ。出世魚だから名前が変わります。
親の方は冬や春先が旬になりますが、幼魚のシンコは夏場のみの季魚。



この世界のスタートは寿司屋からですんで、思い入れも一際ですわ。
何故かって、シンコってのはね、寿司職人にとって大トロなんかよりもずっと重要な仕事だからです。

コハダは塩の振り方、酢での締め方、一回として同じ加減って訳にはいきません。魚の状態が日によって違うからです。
自動化できない「職人の仕事」です。
シンコなんぞ、捌くとほんの3センチくらいにしかなりませんので、いっそう塩と酢の加減がデリケートになってくるんですね。

それがどういう意味かってぇと。

職人で(店で)味が極端に変わるって事です。

だからコハダ、特にシンコは食べに行く店が限定してきますね。
シンコやらせりゃ**の親方のヤツに限るって事。

大トロは仕入れで8割がた味が決まるが、
シンコは仕込みが8割以上ってことになります。

シンコと大トロ




まだ新米の小僧の頃ですが、
コハダは寿司屋につきもの、しかも安い。
だから仕入れでもトロ箱(木箱)でどーんと来る訳です。
小さいからってサバキが楽になるわけじゃありません。
ウロコを取り、頭を落とし、ハラワタを出し水洗い。
次に腹開きにして腹骨を取る。
数が多いから手間は大変でして、ウンザリしたもんです。



すし屋にとって大事な仕事だって気づいたのはずっと後。
それからは仕込みにも気合いが入ったもんです。


ニシン科の魚ですが、ニシンみたいに幻にならずに、いつまでも国産ものを食べていたいもんですよね。

シンコの握り



関連記事

シメサバとコハダ


タグ:シンコ

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2007年03月31日

寿司のにぎり方

握り寿司を家庭で握るのは、そうあるものとは思えませんが、食べるのが好きな方が多い事は確実でしょうね。
寿司職人は、握るときの姿勢から握りの速さ、常に一定の大きさに握る事、出来上がった寿司の美しさ等、つまり段取りの良さを求められます。

ですが、家庭で握る寿司に、プロのやり方を極める必要などありません。
簡単に考えてよいですし、実際簡単です。
また、ただ単に食事と言うだけではなく、全員参加型の家庭内のミニイベントになりますし、コミュケーションを深める手段にもなり得ます。それでぜひご家庭でも握り寿司を楽しんでいただきたいところ。

寿司の握り方は大きく分けて
『本手返し』と『小手返し』と『立て返し』の三つ。
現在『本手返し』を使う職人はほとんどおらず、『コテ』か『タテ』か『手返し』のいずれかで、大体は、こて返しかたて返し(仏壇返しとも言う)を使います。
詳細は寿司職人になりたい人のみに必要であろうと考えますので、そういう方はすし屋で修行なさっていただくとして、今回は書きません。
ここでは一番自然な動作で握れる『こて返し』で説明いたします。

シャリ酢は市販の物を使うとよいでしょう。
あまり手間をかけると、気楽に楽しめなくなります。
しかし合わせ酢を作る事自体は複雑じゃありませんので、紹介しておきましょう。
酢5砂糖1塩0.5を目安の甘酢を煮溶かして冷まします。
それを水と同割りで炊いた固めの熱々ご飯と合わせます。
シャモジで「切る」ようにまんべんなく。ダマが出来ない様に。
握る時に人肌(35度前後)になる様に冷ましておきます。

寿司ネタは魚のさばき方を参照に、切り方の基本形はそぎ作りで、ここがより参考になるでしょう。

寿司の握り方


最初に手をよく洗いましょう、衛生は当然ですが、手の温度を下げてご飯が手に付かない様にする為です。小さい容器に酢水か水を用意して、「手酢」にするとよいでしょう。(打ち水とも言います)手の余分な水滴は、シャリに付かない様に布巾で拭います。これをマメに繰り返す事で、手にご飯粒が付かなくなる訳です。

もっとも大事なのが、実は右手でシャリをつかんでまとめる時。
  この動作が「お握り」と「寿司」を分けます。
  柔らかく、ご飯を潰さない様にします。
潰さない様に

柔らかく


何度も捏ねないで


ワサビをネタの真ん中につけます。
中心に


ワサビの上にまとめたシャリをおき

わさびの上



中心を凹ませます。

底を安定させる為です



右手指を添えながら、上から下へ半回転させます。

左手首も利用


転がす様に


指の上

ここで前後を回転させ、前後左右の形を両手で整えます。

右の指をあてて整える

両脇を〆ると様になる





関連記事

捨て舎利

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2007年01月20日

立春に恵方巻き

旧暦の正月は立春。
大晦日が節分の日になります。
節分行事は豆まきですけど、最近は家庭事情もあるんでしょうか、恵方巻きにする方が増えてる様子です。

恵方巻きの発祥についちゃ色々な説がありまして、後から付け加えたとしか思えない解説もあったりして真偽がぼやけてますが、確かに言える事は始まりは大阪、幕末から明治にかけて、一時すたれてしまい、60〜70年代に大阪で復活、80年代くらいまでほとんどの日本人はこれを知らなかったって事じゃないですかね。大手コンビニが取り上げなきゃここまで広がったか、ってのもあります。90年代の全国展開がなきゃ、多分西日本だけの地方風習にとどまっていたでしょうね。


恵方巻きの具ですが、七福神に因み七種類の具を使うのが基本の様です。

かんぴょう、キュウリ、シイタケ、伊達巻(だし巻きで可)、うなぎ又は穴子、でんぶ、それにズケやサーモンの生魚等です。

かんびょうと、シイタケは煮物同士かぶりますんで、かんぴょうを抜き、春の七草のいずれかをさっと湯がいたものを入れてみるのも良いですね。
三つ葉などもいいものです。


巻き方はこちらを参考にして下さい。
要領は同じですから。

細巻き    太巻き   だし巻き玉子   薄焼き卵と飾り巻き

一人一本喰い切らなきゃ意味ないわけですから、
(食べ切るまで、無言でなければならないそうです)
せいぜい200〜300グラムの大きさでしょう。
この場合細巻きの記事がより参考になると思います。


今年、歳徳神の在する方位(恵方)は北北西らしい。
そこに向かって願い事をしながら太巻きを「まるかぶり」してみるってのも楽しいですね。

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2007年01月14日

寿司の作り方

こはだの握り
赤貝の握り
しまあじの握り(又はひらめ)
ヅケか中トロ

そしてテッポウ巻き

おいらが寿司屋に行ったら必ず食う品です。
下の画像の様に自分でも握れますけども、これが同じように作っても何故か寿司屋で食いますってぇと、味が違う。
おいらの主観の問題ですけどね。やっぱり違う。
食ってのは味覚だけの問題じゃなく、あらゆる感覚を含めた総合的なモンだってことですね。簡単に言えば「雰囲気」これで左右されますねぇ。
そんな経験ありますでしょう、皆さんも。

まあ能書きゃこんくらいにして、おいらの寿司をどうぞ。

赤貝 代表的な切り目の入れ方二種
赤貝の握り

赤貝の握り

赤貝の握り


ヒモと合わせて握りました。
赤貝の握り


しまあじ これも定番の寿司種
しまあじの握り


しまあじの握り


こはだ 夏のシンコが一番ですね。コハダは背と背を合わせておくのが寿司屋のやりかたです。背のツヤ、輝きをとばさない為の知恵。
こはだの握り


こはだの握り

こいつは新子
シンコ

sinnko


どっちかって言うと赤身が好きですが、頃合の良い中トロがあれば、それを食います。こんな感じ。
中トロの握り



握り寿司



そいで、巻物はサビを効かせたカンピョウ巻き「てっぽう」

サビ入りカンピョウ巻き



寿司屋の符丁
ガリ、アガリ(茶)、ムラサキ(醤油)なんてのはもう一般語ですから説明無用ですが、元々は寿司屋内部の隠語でお客が使う言葉ではありません。符丁としての意味を保ってるのは数字くらいでしょうか。
1(ピン) 2(リャン(コ) 3(ゲタ) 4(ダリ) 5(メノジ) 6(ロンジ) 7(セイナン) 8(バンド) 9(キワ)
10、桁に関係なく(ピン)

11(ピンピン) 12(チョンブリ) 13(ソッキリ) 14(ソクダリ) 15(アノ)
16(ソクロン) 17(ソクセイ) 18(ソクバン) 19(ソッキワ) 20(リャン)

21(ノピン) 22(ノナラ(ビ) 23〜24は同じ 25(オツモ)

それ以降は同じ
*同数並びをコロ、5をガレ
例・118=ピンコロバン  85=バンガレ




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寿司屋台

今回の寿司は「てっぽう巻き」

スシ喰いねぇ!『マグロ』トロかヅケか

もち、餅、モチっと握り寿司

プロと職人の違い

のり巻切りの参考

シンコ

子持昆布とエンガワと回転寿司


寿司の調味
寿司の話(エッセイ)

コハダの仕込み



Amazon

すきやばし次郎―生涯一鮨職人

寿司ネタ図鑑―オールカラー版 (Shotor Library)

すしの事典

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2006年12月19日

太巻き寿司の巻き方

 細巻き寿司の作り方は以前ご紹介しましたが、今日は太巻きの巻き方です。
基本は細巻きと同じです。
ノリが倍の長さになり、寿司めしが約3倍になるだけの事でして、後はまったく同じ要領で巻きます。

具はお好みですが、生の野菜、煮物、動物性の物をミックスした方が良いです。オボロ(桜でんぶでも可)と厚焼き玉子はぜひ入れたい品ですね。

普通の太巻きの巻き方は細巻きと変わりませんので、今日は一回り大きく巻くジャンボ太巻きの要領を紹介します。


@ 一枚海苔に300〜700グラムの寿司めしを広げる

A それをひっくり返す(つまり海苔が上、シャリが下)

B 具を彩り良く並べる
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C 手前の方から巻き込んでいく(マキス無しで)

D 濡れ布巾で形を整えて
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D もう一枚の海苔を上からかぶせる様に巻く
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E ジャンボサイズなので、巻ききれなくなります。裏返して巻ききれないない部分に、合わせて切った海苔をあてがいます。
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F 海苔で巻けたら今度はマキスを使い、しっかり形を整える
061216_1547~01.JPG


G しばらく巻いたままにしておくと、馴染んで落ち着くので切りやすくなります
061216_1547~02.JPG


H 切り分けます。端から切るよりも、真ん中から二等分にして切ったほうが崩れにくいかと思います
061216_1552~01.JPG


I 出来上がり

061216_1553~01.JPG


関西太巻きも参照して下さい

タグ:太巻き寿司

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2006年11月20日

【のり巻き/細巻き】の巻き方

お弁当に太巻きを入れるおかみさんは結構いるみたいです。
ここにカッパ巻きや、鉄火巻き、ネギトロ巻き、納豆巻きなども加えると、いっそう喜ばれるんではないでしょうか。
家庭で寿司パーティをする時なども、鉄火やカンピョウが巻けると、なかなかサマになるってもんですよ。

鉄火巻き
sdgsdgg.JPG
鉄火をきれいに切るには

かんぴょう巻き(のり巻き)
PIC_0005.JPG



むずかしくはありませんので、試してみて下さい。

細巻きの巻き方


海苔は板のりの規格サイズ(市販品)を使います。
これは太巻きを巻くのに適したサイズですので、横に二等分にして。
中心から折り曲げると切れます。
太巻きはそのままでよいんですが、細巻きは焼き海苔が向きますので、焼いてない海苔は、焼いてから。

そのままでは横幅がやや長くなってしまいます、
17〜20pの幅になる様端を少し切り落とした方がよいです。

ノリはツルツルした光沢のある面が表になります。
(生産工程ではここが裏になるんですが、料理では表)

上が表、巻くときは下の様に裏を表面にします
061118_1259~01.JPG


巻簀はツルツル側をむけて、編糸の結び目が上になるようにします。
(基本ですので、やり易い様にしてもかまいません)
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寿司飯をつかむときは、よく手を洗い手の温度を下げておかないと、ご飯粒がひっついて仕事にりません。ただし水びたしの手ではいけません。

両手で丸めて、この様な形にします。
この量で重さは60〜80グラムになります。
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上側を1・5pほど空けて(巻きしろ)、左から両手を使って均等にのばします。
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061118_1307~01.JPG


中心にタネをおきます。
量のバランスを考えないとパンクします。
061118_1307~02.JPG


両手の中指でネタを軽く押さえてノリの位置とネタがズレないようにしながら、親指で巻き込みます。
ノリしろの手前まで巻いたら、そこでいったんストップします。
酢メシと巻きしろの線より手前や向こうまで巻き込むと失敗しますので、丁度のその線で止める様に。
061118_1308~01.JPG


そのまま形を整えます。
ここで、上手く仕上がるかどうか決まってしまいますので、タネが飛び出したり、全体が歪んでたりしないか、マキスを開いて確認してみましょう。
061118_1308~02.JPG


大丈夫そうなら、マキスを向こう側に引っ張る感じで半回転させます。
指全部を使い上に持ち上げるような形で角型に整えて出来上がり。
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裏返すと巻き終わりが中心にきてると思います。
061118_1310~02.JPG


真ん中から二等分に切り分けます。
包丁を濡らして、刃の先端で切るようにすればやりやすいですよ。
061118_1311~01.JPG


さらに二等分か三等分にします。
061118_1311~02.JPG


★綺麗に仕上げるポイントは、入れる具の形にあります。
よく成型してから巻きましょう。
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061118_1313~01.JPG


太巻きの巻き方

海苔の記事


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2006年11月17日

簡単ガリ作り

今日は生姜の話です。

多年草で、4月の中旬に植えつけ、葉が少し開いたとこを、古根を残して収穫したのが
◆矢ショウガ/筆ショウガ
これは、焼き魚なんかに添えられてる酢漬けの「ハジカミ」がそうです。

新しい根が少し大きくなったところを抜き取ったのが
◆葉ショウガ/谷中ショウガ
水分が多く、辛みが少ないですので、生食に適します。
東京の谷中が名産地でした。

根が十分に大きくなった秋に堀り出した塊茎が
◆根ショウガ/大ショウガ/土ショウガ
夏に早堀した 『新ショウガ』(もやし生姜)
年を越した古根を『老成生姜(ひねしょうが)』

大体こんな感じですね。
生姜は太古から香辛料や薬として親しまれ、古い言葉で
「はじかみ」といいます。

寿司屋で薄く切って甘酢に漬けたものを『ガリ』と呼びますが、
これは柔らかい新ショウガが適してます。
固く繊維質で、辛味が強いひねしょうがは向きません。

つまりは季節外れの話題なんですが、
まあたまにはいいでしょう。

夏場に出回る新を大量に甘酢漬けにし、甘酢じゃ持たないって事で、生酢に漬け直して一年間使う。
なんてこたぁ昔の話。
今そんなことやってる寿司屋は稀でしょう。
ガリ屋が手間無しの出来合いを、安く卸してくれますからね。

でも作るのはとても簡単。
好きな方は家庭で試してみるのもよいでしょう。

1 皮をむいたショウガを薄くスライスします。
(スプーンで引っ掻く様にむけば無駄が出ません)

2 熱湯にさっと通し、冷水にとりアク抜き

3 冷ました甘酢に漬けこむ
(甘酢の基本的割合は
             酢    カップ 1
             砂糖  大さじ 5
             塩    小さじ 1/2
これに火を入れ調味料を溶かし冷ます)
*おいらは砂糖の代わりに果糖 をすすめます、量が3分1くらいですみますし。

三時間も漬けこめば食べれるようになります。
gg0147.JPG

しょうがの赤い部分を一緒に入れれば、ピンクに仕上がりますし、入れなければ白ガリになります。

ガリ屋が作る普通のガリは、甘すぎるだけでなく、このピンク色を着色してるケースが多いですね。

おいらは勿論砂糖無しの辛めのガリに仕上げてます。
ですがこれは個人の好みですので。

ちなみに寿司屋の符牒ですが、なんでショウガをガリって呼ぶかといいますと、
「切る時にガリガリ、食べる時にガリガリするから」
だそうですわ。

新しょうが(下はヒネ)


 

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2006年10月09日

寿司屋台

寿司職人やってるダチが多いすね。昔おいらも修行したってのもありますが。ウマが合うのかも知れません。

そんな事もありまして、たまにパーティ会場で寿司を握る仕事が廻って来たりしやす。

いやぁ皆本当に寿司が好きだ。
乾杯の音頭が終わった途端、ワーってな感じで寿司の模擬屋台に押し寄せてきますわ。他のオードブルぁ素通りしてまっしぐらですよ。20分もしねえうちに100人前からの寿司が無くなっちゃう。
こちとら大忙しです。目が回っちゃう。

握るだけにして出かけないと間に合わないんで、ネタを切りつけて行きます。
寿司ネタの仕分け

こいつはマグロ
まぐろ約50カン

いつも裏の調理場で仕事してるから、たまにああいう派手な仕事も楽しいです。らっしぇーってな感じ。すっきりします。  

タグ:寿司

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2006年09月25日

笹切り

おいらの店は当然和食屋ですが、寿司も扱います。
昔の話ですが、寿司の修行もしました。

実用で使う事は無くなりましたが、【笹切り】ってのがあります。
昔のおいらの先輩方は、こいつを切るのが上手だったもんですわ。
感心した思い出がありますねぇ。

で、たまにヒマな時間などがありましたら、若い板前に笹切りを教えたりもしてます。


包丁の持ち方はこうです
















切り絵と同じ要領でして、左右対称が基本になります。
中心から折り曲げて、枠を切ります。
細かい仕上げは広げてからの方がよいでしょう。


タグ:笹切り

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Do not understand the heart of the person; if reject it, cannot understand the cooking  by魚山人