これは正解でもありますが、間違ってもいます。

人は正装すると背筋がシャキンと伸びて、心身ともに引き締まるものです。
これは和装も洋装も同じ事。
仕事というのは、最後は結局【気合い】です。
気合いというのは集中力ですね、
緊張感を持ってのぞむという事です。
この意味では本焼き包丁の厳粛な輝きは、絶対プラスになります。

そして何時しか、包丁の素晴らしさに見合う腕に成長していくというのが理想だし、それが良い包丁を持つ意味ってもんです。
だから修行の初期に本焼きを買うのは、よい事ではあります。

しかし、
おいらもそうなんですが、長い年月が経ちますと、
日々の忙しさに飲み込まれて、いつの間にか本焼きを仕舞いこみ、便利な洋包丁を使ってたりします。
これはこれで、間違いではないと思うんですね、最近。
要は、状況にあわせるという事なんです。
老舗の超高級料亭などじゃ、青の本焼きを手離す事はできないでしょうが、養殖の鰤や鯛を次から次に捌かなきゃならない様な仕事でしたら、メンテナンス等を考えると、仕事の邪魔にしかなりません。
自分の仕事にあわせて、上手に包丁を使い分ける、
そういう事だと思います。
その為に、包丁という物の特性を多少は知っておきましょう。続きを読む










