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2008年05月09日

魚の切り方(1)

魚の上身の切り方


上身(じょうみ)とは魚を三枚に卸し、皮、骨、血合いを除いた正味の肉の事を指しています。ですので「正身」とも言います。(これは鳥肉等も同じ)

上身
魚の上身

ハマチやシマアジなど青魚類や大型の白身魚は血合いも小骨も片身を二つ割にしないと除けませんので、上身イコール節(背・腹)だとも言えます。
ハマチ

一方、上身(うわみ)とは魚の左側面(頭を左にし魚を立てた場合の左身)
頭を左にして寝かせた場合上になりますからこう呼びます。
この反対側、つまり右側面を下身と言います。

上身側
瀬戸内あじ

下身側
さば

さて魚は焼くにしろ煮るにせよ切らなきゃいけません。
和食の板前が魚を切り身にする場合、普通は行儀切りにします。垂直に一文字包丁を入れて角が立つのが理想。器や盛り付けからもこれが適しています。
medai.

しかしですな、ご家庭ではこの真似をする必要は無いと思います。
例えば鮭を1本もらったとしましょう。それを行儀に切れば数がとれません。
身が厚く火が入りにくいので料理が大変、串もありませんしね普通は。
サーモントラウトはこれで良い


それらの問題を解決する切り方がハネ切り(羽切り)です。
魚屋の店頭でパックされたサケやブリの切り身、あれがそうです。
小町商店紅鮭

上手にハネ切りをすれば無駄も出ません。
紅鮭

キングサーモンみそ漬

包丁の流れは同じですから、応用で筒切り(輪切り)も可能です。
筒切り

新巻マス

上身の切り方も片身を切り身にするのも要領は似ています。
その切り方のポイントは次回に詳しく説明するとしまして、
鮭の切り方はこちらをどうぞ。
キタイチ

小町商店1.jpg 小町商店2.jpg

小町商店3.jpg 小町商店4.jpg
*このさばき方は片身をおろした後、身を返さずに、穴子裂きの様に中骨のみを取り除き、残った骨等は後ほど掃除します。サケ類は身が柔らかく魚体も大きいのであまり返さない方が良いからです。
小町商店5.jpg キタイチ


ついでですんで、まだお食事前の方もいらしゃるでしょうしこれをどうぞ。
及川の新巻桜マス.jpg




鮭茶漬けってなぁ、もう堪えられませんなぁ。

鮭の画像元

魚の切り方(2)>>





posted by 魚山人 at 06:14 | Comment(2) | TrackBack(0) | 魚のさばき方 | 魚山

2007年09月19日

サバの三枚おろし

サバが美味しい季節になってきます。
簡単な三枚おろしを憶えておくと料理の幅が広がるでしょう。

良いサバを入手するには、店選びが大事。魚屋の場合、良い店ってのは売れてる店です。スーパーの鮮魚コーナーでも同じ事。品物の「ハケ」が早いってのが条件です。閉店近くに大量の魚が残ってる店は駄目。年配のおかみさん達で賑わう店頭が良いですね。それと魚のアラを販売してるかもポイントになります。パックでもかまいませんけど、アラを売ってる店がいいです。

品選びですが、一番大切なのが「目」です。黒目がはっきりして濁ってないのが新鮮。魚体のツヤやハリも大切ですが、目だけは誤魔化しようがありません。魚も人間と一緒って事ですわ。
安いからといって「痩せたサバ」を買うのはやめときましょう。安物買いの銭失いになります。なにもこの時期に脂の無いサバを買う必要はありません。出来るだけ丸々肥えたハリのあるものを買いましょう。

パックの切り身の良し悪しですが、おいら達は切り口なんかを見れば瞬間的に分かりますが、慣れが必要。誰でも分かる見分け方は、「血合いの色が赤に近いほど新鮮」、「身が筋にそって割れているのは扱いが悪いか、魚が古い」、この二つです。良い切り身は当然弾力もあります。

それと釣行とか漁港への観光とかで新鮮なサバを入手した場合、刺身で食べたくなるもんです。
たいがいは真鯖(ほんさば・ひらさば)か胡麻鯖(まるさば)になるんですが、ヒラサバの一部は生で食べられません。これの区別は素人には無理ですね。
サバのアミノ酸にはヒスチジンがあり、死んで時間がたつとアレルギーを起こすヒスタミンに変化します。それにアニサキスの問題もあります。「あたる」可能性があるってことです。
魚の専門家が太鼓判を押せば別ですが、素人判断で刺身を食うのは避けるべきだと思います。


サバの三枚おろしです
三枚以前の状態、筒切りや二枚おろしはアジのおろし方を参考にして下さい。ここでは三枚おろしだけを紹介します。




薄いウロコが多少ありますので包丁の先で取ります。


ヒレ下部分から斜めに包丁を入れ


両側の胸ヒレから斜めに切り込みます。




頭を落とします。


腹を肛門まで切り開き


包丁で内臓を右に寄せて血合いに刃先で切り目を入れます


血合いごと内臓をかき出して下さい。


腸の先を切り、内臓を落とします。


水道で汚れと残った血合いをきれいに洗います。


水気を拭き取り、捌きます。
腹と背に中骨まで骨に沿って深く切り込みを入れます。




切り込みを入れたら、尾の部分に包丁を貫通させます。
切り離さない方が後の作業が簡単です。


切りこんだ尾の部分を左手で持ち、包丁を骨にそって一気に滑らせます。
*日本料理のプロは逆に頭側から身をおろす人が多いです。どちらが正しいといった種類の話ではありません。流儀の違いです。
このブログでは尾から頭に向けておろす三枚おろしを紹介しています。そのほうが初心者向きだと思うからです。






おろせたら尾を切り離します。




返して反対の身も同じ様に。




腹骨をすきとれば完成です。


新鮮なサバなら頭と中骨を味噌汁の具にしましょう。
塩をしておけば臭みも抜けます。
昆布出汁と塩味だけの【船場汁】もできますよ。





関連記事

シメサバにするには

刺身の切り方

関サバ

頭の割り方

日本食ブームもありまして、外国での視察や外国人に和食を教える機会がけっこうあります。そんなおり痛感するのは、日本人の魚食文化の長い歴史とこだわりです。
意外と知られていませんが、魚を重要な食材としてる国はけっこう多いもので魚河岸もたくさんあります。

しかしね、和食を外人に教える時、一番の課題が「魚の扱い方」なんですよ。ことに魚を扱う頻度の高い寿司はそれが顕著になります。
鮮魚はデリケートに扱わないといけないという事を理解してもらうだけで一苦労します。日本人は魚を傷めない触り方ってのを、遺伝的に持ってるんじゃないか、そんな感想すら抱きます。

しかし最近築地でも、サバの尾っぽを持って、顔の前にかざして見ている方をよく見かける様になってきました。そんなのは昔だったら「バカヤロウ!そんな事したら商売モンにゃならねぇ!このトウシロが」そう怒鳴られたもんですが。

サバとかカツオはね、自分の重さだけで身が割れてしまうんですよ。鯛だってそうです。尾をもってぶら下げるなんてのは問題外です。
だから背を持たなきゃいけません。

魚文化も失くしていかなきゃいいが、そう思います。





posted by 魚山人 at 06:00 | Comment(6) | TrackBack(0) | 魚のさばき方 | 魚山

2007年06月22日

アジのさばき方

アジほど好まれる魚も珍しいですね。
青魚の仲間ですが、身質は白身に近くクセが無い。そのうえ栄養豊富なのは他の青魚以上。
どんな料理にも適しますから、沢山食べてほしい魚です。
味が良いから「アジ」って名」が付いたなんて話もあるくらい。
マアジは夏が旬で、回遊する黒アジと根つきの黄アジの二種ありまして、黄色っぽい根つきの方がやや旨いです。
真アジ

比較的まる(姿)で売られていることが多い魚ですので、アジのおろし方は憶えておいた方が良いでしょう。
それで今回は、マアジのさばき方を紹介いたします。



アジのさばき方


*小さい画像はクリックで拡大します。

これは専用の小出刃【鯵切り包丁】ですが、包丁であれば何でもかまいません。(あれば出刃包丁が良い)
あじ切り包丁


焼き物、煮物、揚げ物、その他、ほとんどの場合ゼイゴ(ぜんご)を先に取っておきます。
ゼイゴの取り方
ただし刺身やタタキは皮を剥きますので取る必要はありません。
また、干し物にする場合も取らない方が良いです。変色しますので。

1 ウロコを引きます。
2 腹を上にしてエラブタを包丁でこの様に押える。
3 エラの曲線に沿って包丁を入れ
1 2 3

4 口の下にあるエラの付け根を切る
5 首側のエラの付け根を切る
6 これでエラが取れます。
4 5 6

7 姿焼き、姿揚げの場合は裏側(頭が左が表)の
  この部分を切り、ハラワタを出します。(隠し包丁)
8 上の料理ですと、こうして斜めに切り込みを入れると食べやすくなりますし  火も通りやすくなります。(骨に当たるほど深く切ってもよい)
7 8 

9 煮物や焼き物で二枚おろしにしたり、筒切りにする場合の頭の落とし方です。まずアゴを切り離し
10 首を落とします。
11 頭を取ったアジ
9 10 11
   

12 胸ビレは邪魔になりますので、こうして切り取ります。
13 筒型の煮物にする場合、少し斜めに3つか2つに切り分けます。
(筒切りは、腹に包丁せず、ツボ抜きが良いでしょう
12 13

以上は主におかしら付きの煮物や焼き物にする場合の手順でした。

次に二枚おろしですが、これは片側に中骨が付いた状態ですので、比較的しっかりしてます。ですので揚げ物や煮物に適してます。

14 頭を落としたアジの腹を直線に開きます。
15 ワタを出し
16 きれいに洗います。
14 15 16

17 腹の方から中骨にそって
18 中心まで切り込みます。
19 返して背も同じように切り込みます。
17 18 19

20 ゆっくりと中骨に沿わせて
21 中心以外はすべて切り離すくらいが良いでしょう
22 尾の方にこうして包丁の先を入れます(切り離しません)
20 21 22

23 包丁を反対に返して
24 中骨を出刃の「しのぎ」に合わせて
25 一気に頭側に包丁を走らせます。このとき左手で尾を掴んでおく。
23 24 25

26 尾を切り離せば
27 二枚おろしが出来ました。
これを二等分にしたり、片身のまま焼いたり煮たりする訳です。
26 27

このまま三枚おろしに続きましょう。
骨の無い料理にしたり、刺身にする場合などは下の様に三枚にします。

 三枚の場合カマは取ります(あるいは最初からこの部分で頭を落とす)


28 反対側(骨付きの方)
29 骨に沿って
30 同じようにおろします。
28 29 30

31 中骨を取れば
32 三枚おろしが出来ました。
31 32

33 腹骨のとり方です。
34 うまく包丁を骨に沿わせましょう。
35反対の身も同じ。
33 34 35

36 次に小骨を抜きますが、大きいアジだったり、骨抜きが無かったら、中心の血合い部分を小骨ごとから縦に二等分にし、二つに分けます。(背と腹に)
アジの小骨ぬき


皮の剥き方ですが、手でむく場合はこちらを読んで下さい
37 包丁を皮に当てながら頭側から少し剥きます。
38 まな板に皮面をつけ、一気に剥き取ります。
39 剥けました。
37 38 39

これで完成です。
アジの皮のむき方


これで骨は完全になくなりましたので、骨無し料理各種、
また包丁するだけで、刺身やあじタタキになります。



続きを読む





posted by 魚山人 at 06:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 魚のさばき方 | 魚山

2006年10月08日

包丁技法、梳き包丁

硬くて小さいウロコを持つ魚は、ウロコ金を使わず包丁でウロコを引く場合があります。
鱗の梳き引きという技法です。

*他に、包丁をまな板に平行密着させて野菜や沢庵を薄く長くむく技法も梳き包丁という。
(下段参照)
ひらめ、甘ダイ、ブリやかんぱち等を、よくすき引きにします。


尾の方から包丁を前後にノコギリ引きしながら、下の薄皮は残し、ウロコのある外皮のみを剥いていく。
*写真では内向き(左方向)に引いているが、外向き(右方向)に引いてもかまわない。
また、水洗いする前の頭付きの状態から最初に梳き引きしてもよい。






ひらめ                      あまだい  
061119_0839~01.JPG    348436.JPG





あとは通常に三枚におろし、サクにして、残った薄皮を引く。

 
魚以外にもすき引きがあります


タグ:すき引き





posted by 魚山人 at 22:03 | Comment(0) | 魚のさばき方 | 魚山

2006年10月07日

小魚の大名おろし・松葉おろし・片袖開き

キス、サンマ、小アジ、小サバ等の魚は大名おろしにします。
(背/腹開きや松葉おろしにもする)

中骨に身が残ってしまい、贅沢なんで、大名おろしです。
出来上がりは三枚なので、
三枚卸しの簡略系と言えます。

いちいち丁寧な三枚おろしをやってらんない時や、料理法の違いや、やり難い小魚類を大名おろしにします。

こう、切り込みを入れれば三枚おろしですが
301.JPG

切り込みを無しでいきなりおろすのが大名おろしです
00101.jpg00202.jpg
00303.jpg0303.jpg


頭側から包丁してもかまいません
587487.JPG


切り離さずおろすと開きになるわけです
040404.jpg
この時中骨だけを切り取り、
尾をつけたまま卸すと松葉おろしになります
松葉おろし=(メゴチ天ぷら、結びギスのお椀等)
8769766767.JPG
ひっくり返して裏側も同じ様に
(松葉は尾を残し、付け根から中骨だけ切断する)

上が大名おろし、下が腹開き
060606.jpg
下・キスの松葉おろし
061104_1432~01.JPG



干物にするには、背開きの一種 片袖開き

魚のサバキ方へ







posted by 魚山人 at 21:36 | Comment(2) | 魚のさばき方 | 魚山

2006年10月02日

アジのさばき方/ゼイゴの処理

アジのゼイゴの取り方です。

もっとも料理に多用されてる魚は、
もしかしたらアジかも知れません。

お造りやタタキ、
生干し、風干し、一夜干し、塩焼き、味噌田楽焼き
けんちん蒸し、唐揚げ、天ぷら
バター焼きに酢の物、
キリがねえくらいです。

アジの仲間だけにみられる特徴は、尾の両側にあるトゲトゲ、
ゼイゴです。

刺身や干し物等以外の料理では、
このゼイゴを外してから調理します。



これがゼイゴ
アジのサバキは、一番最初にこれを取る



尾の方から包丁をノコギリ引きの要領で入れていく
コツは心持ち身と反対側に包丁を反らせる事
そうすると身を深く削らずにすむ
(画像は上から引いているが下側(まな板側)から引いてもよい)



出来上がり





この後水洗いして捌く

アジのさばき方

*魚のサバキ方も参照






posted by 魚山人 at 06:04 | Comment(0) | 魚のさばき方 | 魚山

2006年10月01日

鯛の兜割り/ 梨割り

魚の頭のさばき方です。
この記事は魚のサバキ方編と連結していまして、
明石鯛の記事の続編になります。

まずは画像を御覧下さい
t1.jpg



t2.jpg


t3.jpg



t4.jpg


061119_1734~01.JPG


ブリの頭も同じです


解説は下記
鯛の頭の骨は非常に硬く、
二つに割るには包丁に力を込めなきゃいけません。
危険、という事です。
下記は鯛の記事のコメント欄からコピーしたものなんですが、
よく考えたら魚が捌けたら
次は当然頭も利用するのが自然です。
そこで画像も追加する事にしました。
下と画像を照らし合わせて下さい。







三枚おろしの記事と同じ理由で、鯛の頭を二つに割るシーンと解説は避けました。魚の頭をまっ二つにするのを「なし割り」と言うんですが、上記と同様、これはいくら説明しても無駄だと考えるからです。どんなに懇切丁寧に図解しようと、ある程度の経験がなければ出来るものじゃありません。『頭じゃなく手で憶える』ってやつですね。それをあえて解説すれば次のようになります。

1 魚の頭頂部を手前に向け、真っ直ぐに立てる。
  (大事なのは安定感、グラつかない様しっかり固定)

2 出刃の構造を確認する。  
(これが出来ないと失敗します。和包丁は片刃ですから   
硬いものを自然に切り込むと左にズレます。   
直線に切るにため、握り手を意識して下さい。

3 口に包丁を真上から突き刺すかっこうで、ど真ん中
  (魚の上アゴ、真ん中の歯の間)に切っ先から入れる。
  *この時の体の立ち位置が重要、左半身をまな板に向ける*

4 包丁の切っ先が中心線に食い込んでも、
切ろうとせずに立てたまま限界まで押し込む。
  この時点で包丁が僅かでも左右にズレたら失敗。(中心線からはずれている)  
絶対にうまくいかないのでやり直し。  
頭の中央線以外は切る事が出来ない。

5 刃がうまく中央をとらえたら テコの原理を頭に浮かべて包丁を跳ねらせる  
(支点が刃先の部分、力点が右手  包丁の刃全体が作用点になる)

6 5がうまくいけばあっさりと下まで切れる。

7 二つになった頭を、をさらに細かくカットする場合。
   これも包丁が簡単に入る部分があるが熟練の板前でもその部分をさぐるのは至難の技。
出刃の根元を使いましょう。
叩き切るか、テコの原理で押さえ切るかします。  


魚のカロリーに関しては、おいらが知ってる限りでは、カロリー過剰を心配する必要はまったくありません。むしろエサに含まれる病変防止の抗生物質が気になるところ。魚の場合、カロリーよりも鮮度の良し悪しが重要になります。栄養素である上質の必須不飽和脂肪酸が、鮮度低下で酸化変質してしまい、過酸化脂質になってしまうからです。


カロリー(熱量)になるのは、炭水化物と脂肪です。魚の脂は動物性脂肪の飽和脂肪酸ではなく栄養素である不飽和脂肪酸でありビタミンF群です。


つまり鮮度は、それほど重要だって事ですよ。*しかし、あまりに鮮度の良すぎるのも問題がある。シメたての魚(活き造り等)は、この上質の脂肪酸が身に浸透してないので、旨いと言えるものではない。この脂は旨味でもあるので、身に充分まわるまでしばらく寝かせた魚の方が、シメたての魚より美味である。

Posted by 魚山人 at 2006年09月08日 17:27





*頭の割り方は鯛だけでなく

すべての魚で応用が可能です。






posted by 魚山人 at 03:07 | Comment(3) | 魚のさばき方 | 魚山

2006年09月29日

目で見て憶える三枚おろし

魚をさばけるようになるには、実際にやってみる以外方法はありやせん。
下の画像を参考にチャレンジしてみましょう。

水洗い

特殊な例外を除いて魚にはウロコがあります
仕上がった料理にウロコが混ざると食欲が失せますので、
丁寧にやりましょう。
最初に手をつけるのはウロコ引き(コケラを落とすとも言います)

@大きな魚はウロコ引きの道具で、小型魚は包丁で










8485145.JPG

8481548641.JPG

941641694.JPG


引けたら水で洗い、
A手のひらでウロコが残ってないか確かめてみます
(棘のある魚は注意しないといけません
雑菌だらけなので手を刺すと大ごとです)
*包丁で「すき引き」する場合もあります

B次に包丁でカマシタ(両横のヒレ脇の所)から
包丁を入れて頭を落とします
(サバの筒煮や塩焼き等の場合カマを残し
頭のみ落とす事もあるが、食べ難い)












頭を落としたら、
C腹の真ん中を肛門まで直線に切り開き







D腹ワタを掻き出し



E中骨に付いてる血をよく落とします



出来たら水道の流水で外側も腹の中もきれいに洗う
以上で水洗いは終わりです。
布巾等で丁寧に水気を拭き取り、洗い流してこれも水気を拭き取ったまな板にのせて卸しに入ります。

おろし

これの説明は魚のサバキ方を参考にして
下の画像でイメージをつかんで下さい



















腹骨を漉き取り



小魚は小骨を抜きます
(アジ、サバ、サンマその他中小型の魚)










posted by 魚山人 at 06:08 | Comment(0) | 魚のさばき方 | 魚山

2006年09月19日

刺身の切り方

刺身の切り方のうち、基本的な「平作り」と「そぎ作り」、そのコツを紹介します

サク(節)取りが済んだおろし身


イカ           タコ

小型なら三枚、中・大型なら五枚におろせたら次に皮を引きます
*皮つきのまま刺身にする
 「八重造り」 「湯引き」 「焼き霜造り」もあります


プロは様々な工夫を凝らす場合も多いのですが、ご家庭等で刺身を引くなら、次の二種で必要にして充分ですね。板前も通常はこの二通りの切り方で間に合わせてます。

■引き作り(平作り)


まぐろ刺身

基本的に高い方を向こう、低い方を手前にサクをおきます。
刺身さく

刃を肉に当てたまま、包丁の根元から刃先まで「包丁の切れ」を使い一気に引き切りにし、刃の先でそのまま右に振って並べていきます。



鯛の刺身

ケースによって高い方を手前にする時もあります
ハマチの刺身
左の指先は出さないように折り曲げ、そこに包丁を当てるのが基本です。
マグロ刺身を引く
指が下の様にのびていてはいけません。
右に

そろえた刺身

マグロとハマチ

ハマチ引き作り

ハマチの刺身

出来上がった刺身

(*こうして右に送る切り方を【重ね造り】または【平造り】と呼ぶ場合もあります。正確に言うと引き作り】は右に送らず身を切り離すのみの作業です。つまり両者は別にすべきなのですがここでは同じものとして紹介しています)


■そぎ作り(へぎ作り)

包丁の刃と、左手の指腹で切り身を挟む感じで引き切ります。

身のしっかりした白身に向くきり方。弾力をころさない為に繊維にそった順目切りが適しています。
洗いにする場合もこの切り方をします。極薄く切ればフグ作りになります。

他に細作りもよく使いますが、家庭では無縁であろうと思いますので割愛します。



ポイントは二つ

1 包丁が切れる事

2 右手の人差し指

2を少し説明しましょう。
刺身包丁(柳刃・蛸引き)は、刃全体を使い、引いて切るために細長く作られています。(押し切り、ノコギリ切りは下の下です)
この包丁の特性を活かすには、握り方が大切になりますね。

人差し指を包丁のマチから真っ直ぐ伸ばし、ミネにしっかり当てる。
残りの親指を含む四本の指で、しっかり柄を握る。
が基本なんですけども
うまく刺身が切れない最大の理由は

『人差し指に力が入っていない』ことです。

刺身を引くときに、神経を人差し指に集中させて力を込めてみて下さい。ウソの様に上手に切る事が出来ますよ。

人差し指に力を込め腕、肩、肘の力は抜く
白身造りのコツ


<<刺身・お造りの切り方・盛り方の基本


次のページ>>

引きかけ作り、切りかけ作り、八重造り

さざなみ造り



三枚おろしに戻る>>





posted by 魚山人 at 05:56 | Comment(3) | 魚のさばき方 | 魚山

2006年09月18日

刺身の前段階/三枚おろしのやり方

ここでは魚の三枚卸しのやり方を主に画像で御覧下さい。

三枚におろしたアジ
   

五枚におろしたカツオ





魚の中骨の形にそって、背中側と腹側から中心に達するまで切り込みを入れる。
この切り込みが正確でないと、きれいにおろせないので丁寧に、包丁が骨の上や下にズレないようにする。





その切り込みを目安に、尾の方から中骨の中心に包丁を当てながらおろしていく。力を込める必要はない。
ポイントは包丁の角度。
下向きの角度を保つこと。
包丁が上向きにぶれると失敗する。



中骨まで切り込みが達している





途中で腹骨が交差する部分で包丁が止まってしまうので、持ち手を変えて、さらに角度が下向きになるようにしながら力を加えて切り離す。








上身(右側の片身)をおろした後、上のように下向きにしてもう片方をおろすのが普通だが、下のように上を向けておろす方法もある(大きな魚はこの方が楽ではある)



おろせたら中心の血合いから二等分にして
筋の入った血合いは取りさる



サク(節)どりした身、あとは刺身等料理にするだけ







★腹骨(ガンバラ)の処理

包丁の片刃の角度を上手に利用して、骨にそって滑らかにすき取る。














★小魚のおろし方

腹開き

イワシなどを開くときは、松葉おろしや背開きなどもありますが
一般的には、腹開きにします。
サンマは大名おろしにしますが、このやり方でもかまいません。

頭を落としハラワタを出して下の状態にします


頭側から包丁の刃先を入れ、中骨にそって下まで切り込む
(この状態で切り離すと三枚おろしの「大名おろし」になる、皮一枚だけ残し、切り離さないように注意)


 


次に中骨を切り離す
(画像は身を上に向けているが下向きにして中骨を取るやり方もある)




完成


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posted by 魚山人 at 05:55 | Comment(0) | 魚のさばき方 | 魚山