日本料理は形を重視する傾向がありますんで、野菜の剥き方などで多く余分が出ます。いろんな再利用をするんですけども、使いきれない場合もけっこうあります。そんな野菜クズの処理に糠床は重宝するんです。
まかない等で食べるんですけどね、パートさんが言うんですよ。
「家でも漬けてるけど、この味にならないわ。どうしたらこんな風に美味しく漬かるのか教えて下さいな。なんか秘密があるんでしょ、秘訣を教えて」
「あのね、おばちゃん。秘密なんて御大層なモンはないんだよ。これ」
簡単な話でして、「何も特別な事をしない」のが秘訣でして、
つまり『基本に忠実に作ってる』だけです。余計なことはしないほうが良い。
*糠床の作り方
ただね、漬けてる事を忘れちゃいけないってことなんです。
水があがってきたら拭き取り、
酸味が出れば塩水を足したり、糠を足したり、
一番大事なのは漬け過ぎないってことかな。
胡瓜は旨いのでしょっちゅう漬けますが、漬ける時に何時食べるかによって胡瓜の太さを選び、塩擦りの加減をします。翌日食べるなら細いやつでよく塩で擦ってやり、明後日なら太いのを選ってあまり塩もみしないとか。
要は食べる頃合を逆算して漬けるんですね。古になっては美味しくありませんので。他の野菜も同じです。
見た感じ、漬け物には見えないくらいが最高に旨いと思いますよ。
















